河口地区は江戸時代中期頃から富士山信仰の御師の街として栄え、多くの道者が訪れていた。
めまきは、この道者をもてなすため御師の家で出していたもので、川魚を芯にしてアラメ(海藻)で三角形に巻いて煮てあることから「めまき」と呼ばれている。
めまきの三角形は富士山、爪楊枝は富士登山の金剛杖を意味するといわれており、富士山信仰と富士登山の安全祈願の意味もあると伝えられている。
アラメ昆布が採れる4月に、河口地区の商店には、めまきの材料としてアラメが今でも店先に並び、各家庭でつくられている。
河口浅間神社の春の例大祭には欠くことのできない郷土料理として親しまれ、今も伝えられている。この春まつりを「めまき祭り」とも呼んでいる。
レシピの手順
*芯の魚は河口湖で獲れたワカサギを始めとする小魚が使われていたが、時代の流れによる変化に伴い、今では小魚の他に鯖、マグロ、身欠にしんなどが使われている。
*醤油、砂糖、は最初から全部入れてしまわず、加減して少しずつ加え煮つめていく。
*めまきの数が少なければ、圧力鍋でやわらかく煮ても良い。
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