河口のめまき

伝えていきたい郷土食
河口のめまき レシピ
材料
≪50~60個分≫
乾燥アラメ・・・・・2把くらい(500g)
ワカサギなどの魚・・ワカサギなら小さめ150匹くらい
水・・・・・・・・・適量(たっぷり)
醤油・・・・・・・・400mlくらい
砂糖・・・・・・・・500gくらい
酒・・・・・・・・・300mlくらい
味醂・・・・・・・・180mlくらい
*調味料はそれぞれの家庭で分量が違います
説明

 河口地区は江戸時代中期頃から富士山信仰の御師の街として栄え、多くの道者が訪れていた。
 めまきは、この道者をもてなすため御師の家で出していたもので、川魚を芯にしてアラメ(海藻)で三角形に巻いて煮てあることから「めまき」と呼ばれている。
 めまきの三角形は富士山、爪楊枝は富士登山の金剛杖を意味するといわれており、富士山信仰と富士登山の安全祈願の意味もあると伝えられている。
 アラメ昆布が採れる4月に、河口地区の商店には、めまきの材料としてアラメが今でも店先に並び、各家庭でつくられている。
 河口浅間神社の春の例大祭には欠くことのできない郷土料理として親しまれ、今も伝えられている。この春まつりを「めまき祭り」とも呼んでいる。

レシピの手順

  • STEP.01
    アラメをたっぷりの熱湯で10~15分程度茹でて冷水でよく洗い、水が切れるまで陰干しにする
  • STEP.02
    魚の切身を芯にしてアラメで三角に巻き、爪楊枝で止める
  • STEP.03
    「手順2」を鍋に並べ、たっぷりの水を入れてアクを取りながら、10時間以上煮る。
  • STEP.04
    めまきがやわらかくなったら、醤油、砂糖、酒、味醂、調味料で味をつけ、めまきの芯まで味がしみ込むまで時間をかけて煮る。(弱火)
  • STEP.05
    完了
料理のポイント

*芯の魚は河口湖で獲れたワカサギを始めとする小魚が使われていたが、時代の流れによる変化に伴い、今では小魚の他に鯖、マグロ、身欠にしんなどが使われている。
*醤油、砂糖、は最初から全部入れてしまわず、加減して少しずつ加え煮つめていく。
*めまきの数が少なければ、圧力鍋でやわらかく煮ても良い。

富士河口湖町役場 〒401-0392 山梨県南都留郡富士河口湖町船津1700番地
TEL:0555-72-1111(代表)/ FAX:0555-72-0969
開庁日時/月〜金曜日 午前8時30分〜午後5時15分(祝日、12月29日〜1月3日を除く)

TOP