アレチウリとは？

【植物名】　アレチウリ
【学　名】　Sicyos angulatus.L （スィキュオス・アングラトゥス）
【分　類】　双子葉植物、離弁花類、ウリ科、アレチウリ属（＝スィキュオス属）

アレチウリは、北米原産の一年生の大型のツル性植物です。
２００６年（平成１８年）に、駆除が必要となる「特定外来生物（植物）」に指定されました。

　形態的特徴　

○花の特徴・開花期：８月～１０月・雄花と雌花が別々に集まって、直径１ｃｍ程の黄白色の花序を形成し、花の脇から出る。・１株に５千～２万程の果実がつき、約７割が発芽します。
○茎の特徴・荒い毛が密生したツル・ウリ科植物特有の巻きひげ・長くて十数ｍまで生長する・ハート形の葉がツルから１枚づつ生える
○葉の特徴・茎には互い違いにつく。・直径は１０～２０ｃｍ・つけ根はハート形にくぼむ。・縁には鋸葉がある。・表裏がざらざらしている。

　危険性　

他の植物にツルで絡み付きながら覆い尽くすように生長するため、日光を遮り他の植物の生長を阻害します。

秋には大型の種子を大量に生産した後に枯れますが、アレチウリ自体は枯れたまま残ります。生産された種子の多くは翌年以降発芽し、同様に繁茂するため、放置されるとあたり一面を覆い尽くすように拡がります。

農地にも侵入し、莫大な被害を生じた事例もあります。
少ない段階から駆除を実施し、蔓延を防止することが必要です。