平成27年9月議会 施政方針

 本日ここに、平成二十七年第三回富士河口湖町議会定例会の開会に当たり、提出いたしました案件のうち、主なものにつきまして、その概要等を申し上げ、議員各位並びに町民の皆様の御理解と御協力をお願い申し上げたいと存じます。本来であれば、町長から今後の施政方針や事業概要等を申し上げるところですが、町長は病気療養のため入院していることから、今議会には欠席させていただくことをお許しいただくとともに、深くお詫び申し上げます。

さて、町長の容態については、八月中旬から肩の痛みがあり、町内の病院に通院していましたが、呼吸器系に疾患があることが分かり、八月二十四日から甲府市内の病院に入院しております。症状は快方に向かっておりますが、当分の間は加療が必要であると報告を受けております。
大変ご心配をおかけしていることについては、議員各位並びに町民の皆様に心からお詫び申し上げるとともに、一日も早い公務復帰に向けて治療に専念しているところでございますので、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
 また、町長不在のなかでも町政の停滞を来たさず、町民の皆様にできるだけご迷惑をお掛けしないために、今まで以上に議員各位や職員との連携を緊密に行い、職員を有効に指揮監督し、町政執行には万全を期してまいる所存でございますので、御理解と御協力を重ねてお願い申し上げます。

 それでは、今議会に提出いたしました議案等の概要を申し上げます。提出案件は全部で五十七件であります。内訳は、報告が二件、条例が六件、町道の路線認定が一件、工事請負契約締結が一件、同意案件が三件、決算認定が三十五件、特別会計補正予算が八件及び一般会計補正予算であります。
 まず、報告については、地方公共団体の財政の健全化に関する法律の規定により、「平成二十六年度決算に基づく財政健全化判断比率等の報告」及び、地方教育行政の組織及び運営に関する法律の規定により、「平成二十七年度教育に関する事務の管理及び執行の状況の点検及び評価」の報告であります。
 次に、条例については、まず、マイナンバー法の施行に伴うものとして、●地方自治体は特定個人情報の保護の厳格化を図らなければならないため、当町においても特定個人情報を安全かつ適正に取り扱うため各種規定を定める必要があることから「富士河口湖町特定個人情報保護条例」の制定、●住民基本台帳の一部が改正され、住民基本台帳カードに関する規定が削除されることとなったことから「富士河口湖町住民基本台帳カードの利用に関する条例を廃止する条例」の制定、●民間事業者が設置する機器での証明書の取得方法が変更になるため「富士河口湖町印鑑条例の一部を改正する条例」の制定、●通知カード及び個人番号カードの再交付手数料を定めるとともに、住民基本台帳カード交付手数料を廃止する必要があるため「富士河口湖町手数料条例の一部を改正する条例」を制定するものです。
 「西湖いやしの里根場条例」は、西湖いやしの里根場の管理運営を効果的かつ効率的に行う目的で、いやしの里根場管理運営に関する業務を指定管理者に移行することができるようにするため制定するものです。
 「富士河口湖町立教育センター設置条例の一部を改正する条例」は、町立教育センターを利用者の利便性や教育委員会との連携を考慮し、場所を旧河口湖町役場から中央公民館へ移転したことに関連する条項を改正するためのものです。
 次に、町道認定については、本栖地内の国道一三九号線の枝線部分を町道として移管を受けることとなったため、町道の路線認定を行うものです。
 次に、工事請負契約締結については、条例の規定により、小立福祉ゾーン改良造成工事請負契約の締結を提案するものです。
 次に同意案件については、船津、大嵐、青木ケ原各財産区の管理委員の選任同意であります。
次に、平成二十六年度決算認定については、三十四の特別会計と一般会計であります。
次に、補正予算については、特別会計八会計と一般会計でありますが、そのうち、平成二十七年度一般会計補正予算(第七号)の概要について御説明いたします。
今回の補正は、既定の歳入歳出予算の総額に一億七千五百五十四万四千円を追加し、歳入歳出の総額を百十二億八千七百三十万四千円とするものです。
歳入の主なものを御説明いたします。
町税一億一千万円、地方交付税九千三百八十五万九千円、分担金及び負担金六十五万円、県支出金百九十五万円、寄附金二千六百三十万円、繰越金二千九百三十六万二千円、諸収入百六十六万五千円をそれぞれ増額し、国庫支出金二千三百七十四万二千円、繰入金二千七百万円、町債三千七百五十万円をそれぞれ減額しました。
次に、歳出の主なものを御説明いたします。
総務費のうち、一般管理費は、マイナンバー制度導入に伴う給与システム改修業務委託料六十四万八千円、財産管理費は、各種工事検査委託料七十万円、公共施設建設基金積立金八千六百万円、企画費は、ふるさと応援寄附金謝礼八百万円、空き家提供促進事業補助金百万円、電子計算費は、マイナンバー制度に対応するためのコンビニ交付市町村事務組合特別負担金三百六十九万四千円、賦課徴収費は、税還付金二百五十万円、戸籍住民登録費は、臨時職員賃金二百五十九万九千円、マイナンバー制度導入に伴う諸費用百二十一万六千円を計上しました。
民生費のうち、老人福祉費は、精進ゲートボール場トイレ修繕費三十五万円、後期高齢者医療広域連合負担金四千七百七十三万円、小立老人クラブ活動費補助金五十万円、介護保険システム改修費繰出金百十一万六千円、国民年金費は、国民年金システム改修委託料七十万二千円、福祉センター費は、足和田老人福祉センター雨漏り改修工事費三十五万円、児童福祉総務費は、児童公園整備事業費五十万円、小立ふれあい子ども館指定管理委託料百十九万五千円、保育所費は、保育所整備事業費七十七万八千円を計上しました。
衛生費のうち、保健衛生総務費は、公的病院等の周産期医療、小児医療、救急医療に対する運営助成に関する特別交付税を財源とした、山梨赤十字病院運営費補助金九千三百八十五万九千円を計上しました。環境衛生費は、本栖下水道事業会計繰出金十三万五千円を計上しました。
商工費のうち、観光費は、富士山おもてなし勉強会等の観光振興支援費六十万円、蝙蝠穴管理費は、クニマス展示施設整備関連備品購入費三百万円、告知用チラシ十五万円、西湖クニマス特産品開発組合補助金三百万円、土産物の原材料費百万円、いやしの里運営事業費は、歩道の舗装工事費四十六万五千円を計上しました。
土木費のうち道路橋梁総務費は、小立小学校裏防護柵改修工事費百二十万円を増額し、道路維持費は、舗装補修工事費等六百八十万円を増額し、交付金内示変更による防災・安全社会資本整備交付金事業費四千四百五十万円を減額しました。道路新設改良費は、一千七百四十万円を増額しました。住宅総務費は、町営富士ケ嶺団地調査委託料百六十五万円、住宅リフォーム補助金百万円、河口湖北岸地区整備事業費は、河口多目的広場整備関連事業費八十万円を増額しました。
教育費のうち教育委員会費は、西浜中学校閉校関連事業費三百三十一万七千円、教育振興費は、教育費寄附金を充当した電子ボード、書画カメラ、液晶プロジェクターなどのICT教育関連機器購入費一千五百六十五万円、西浜中学校の統合に備えた勝山中学校トイレ・更衣室改修事業費一千六百八十万円、図書館費は、図書資料購入費三十万円、文化財保護費は、河口浅間神社本殿保存修理工事費補助金二百五十万円、上九一色コミュニティセンター費は、町民バス等修繕費二十万円、体育施設費は、くぬぎ平グラウンド修繕費二十万円をそれぞれ計上しました。
 以上、雑駁な説明で恐縮ですが、本定例会に上程しました平成二十七年度一般会計補正予算(第七号)案の説明とさせていただきます。 詳細な内容や特別会計につきましては、担当課長から説明をさせていただきますので、ご審議のうえご議決を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

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