富士山世界文化遺産登録
富士山の世界文化遺産登録の目的
富士山は、その壮麗な姿から時代を越えて様々な信仰の対象となり、また、優れた芸術作品を生む母体となるなど、まさに日本文化の源となってきました。
富士山は、私たち日本人にとって、かけがえのない宝物なのです。
この宝物を人類共通の財産として後世に残していくため、富士山体と周辺の文化財(構成資産)を一体のものとして、世界文化遺産登録を目指しました。
世界遺産とは
世界遺産とは、かけがえのない人類共通の財産として国際的に保護・保全し、そして、公開しつつ、未来に残していく必要のある貴重な文化財(文化遺産)、自然(自然遺産)のことです。
世界遺産として認められるのは、いくつかの条件があり審査を受ける必要があります。
世界遺産の種類と登録数(2013.6.24現在)
■文化遺産:建造物や遺跡、文化的景観など
タージ・マハル、万里の長城、姫路城、紀伊山地の礼状と参詣道など759件(うち日本13件)
■自然遺産:地形や風景、生物の生息地など
グランドキャニオン、ガラパゴス諸島、屋久島、知床など193件(うち日本4件)
■複合遺産:文化遺産と自然遺産の両方に登録されているもの
マチュ・ピチュ保護区など29件(うち日本0件)
富士山世界文化遺産登録までの流れ
□富士山の世界遺産暫定リストへの追加を国に提案(平成18年11月)
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□富士山の世界遺産暫定リスト登載(平成19年1月)
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□国へ世界遺産推薦書原案の提出(平成23年7月)
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□国からユネスコへの世界遺産推薦書の提出(平成24年1月)
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□ユネスコ諮問機関(イコモス)による現地調査(平成24年8月-9月)
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□イコモスによる評価勧告(平成25年4月30日)
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□世界遺産一覧表へ「記載」決定(平成25年6月22日)
※詳しくは、山梨県知事政策局富士山保全推進課のホームページをご覧ください。