【任意予防接種】おたふくかぜ予防接種について
おたふくかぜ予防接種について
おたふくかぜ予防接種は、予防接種法に基づき実施される「定期接種」とは異なり、希望者が各自で受ける「任意接種」です。「任意接種」の費用は自己負担となります。
富士河口湖町では、接種を推奨する月齢(1歳と保育園(または幼稚園)の年長相当)のおたふくかぜの予防接種に対し、費用の一部(1回3000円)を助成しています。
おたふくかぜ予防接種は1歳になる日(1歳の誕生日の前日)から2歳になる日の前日までに1回、保育園(幼稚園)の年長にあたる年に1回の計2回を推奨しています。
対象年齢 |
接種回数 |
持参するもの |
町の助成額 |
1歳
年長 |
1回
1回
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母子健康手帳
健康保険証 |
各回1回限り
3,000円
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※上記以外の期間に接種をされた場合は助成の対象とはなりません。
(全額自費接種となります)のでご注意ください。
※助成期間外に接種を希望される方はかかりつけ医に直接ご相談ください。
おたふく風邪(流行性耳下腺炎)とは
おたふく風邪の正式名称は「流行性耳下腺炎」と言います。一般的には「おたふく風邪」と呼ばれています。
にある唾液腺である耳下腺が腫れることで、丸顔のおたふく面のような輪郭になってしまうことからそうよぼれています。
◎おたふく風邪の原因ウイルス・潜伏期間・主な症状
おたふく風邪の原因は、ムンプスウイルスです。ムンプスウイルスが体内に侵入して、2~3週間後に、風邪のような咳、鼻水、発熱と耳の前下にある唾液腺・耳下腺、下あごの下にある唾液腺・顎下腺(がっかせん)が腫れます。この唾液腺の腫れは左右ともに腫れることが多く、腫れは1週間ぐらいで引きますが、合併症があるためその後も安心はできません。
◎おたふく風邪の合併症……精巣炎・ムンプス難聴など
おたふく風邪患者の合併症には、膵炎や精巣炎・精巣上体炎(睾丸炎)、卵巣炎などがあり、約10%ぐらいに髄膜炎、約0.2%に脳炎が現れることがあります。また最近では、おたふく風邪に罹った1,000人のうち1人に難聴が起こり、罹患した場合の重症度は自然治癒が期待できないほど重いと言われています。
◎おたふく風邪予防に有効なムンプスワクチンの予防接種
おたふく風邪ワクチン(第一三共株式会社提供)
ウイルスの毒性を弱めた生ワクチンで、ニワトリの細胞を使って作られています。接種量は0.5mlを1回、皮下に注射します。
◎ワクチン抗体陽性率とおたふく風邪発症率
抗体陽性になる率は80~100%と言われて、徐々に低下する例もあるので、実際に防御として世界的に言われている効果は75~91%です。
◎おたふく風邪ワクチンの副作用・予防接種のリスクの考え方
発熱や耳下腺の腫れが軽く見られることもありますが、ムンプスワクチンの副作用は比較的少ない方です。副作用についてはコチラ
自然発症後のリスクに比べると、副作用からくる発症や合併症のリスクがはるかに少ないことが、世界中で予防接種が定期的に行われている背景とも言えるのです。そして、世界からの往来が増えると、低い接種率では、おたふく風邪の発症が増える可能性があります。
予防接種を受けるときの注意
- 予防接種を受けるには予約が必要です。医療機関へ直接お申込みください。
- 予診票は各医療機関のものを使用してください。町から配布はしていません。
- 医療機関窓口でお支払いいただく費用は、町の助成額があらかじめ差し引かれた額となります。
🌸 おたふくかぜ予防接種実施医療機関 🌸
わからないことなどがございましたら、富士河口湖町健康増進課(TEL72-6053)までご連絡ください。
定期予防接種についてはコチラをご覧ください
🌼 富士河口湖町子どもの予防接種について 🌼