平成23年9月議会 施政方針

本日ここに、平成23年第3回富士河口湖町議会定例会が開催されるにあたりまして、提出いたしました議案の概要と、あわせて平成23年度上半期の町政の状況等についてご報告をさせていただきます。

平成19年12月に町民の皆さんから町政運営の負託を受けて以来、今議会が任期満了となる最後の定例会となりました。今まで議員各位には多方面にわたりご支援、ご助言、ご協力を賜り心より感謝申し上げます。

富士山と4つの湖、そして広大な樹海を有した風光明媚で恵まれた自然環境の中で「活気と魅力ある豊かなまちづくり」「安全、安心で快適なまちづくり」を目指して、主役である町民の声に耳を傾け、町民の側に立って公平・公正な町政運営を心がけて参りました。

顧みますと、就任して早々ガラス張りの町政を推進することを念頭に「情報公開条例」の制定に取り組み、併せて議会の審議の様子が茶の間で見えるようCATV放映を実施するなど、町政の情報を積極的に公開し、町民と町との情報の共有化を進めて参りました。

また、合併により広域となった各地域の特性を活かすなかで、各地域の声を重く受け止め、地域バランスを考慮した事業執行に努めて参りました。

富士山世界文化遺産登録への取り組みにつきましては、9月1日に国の文化審議会で推薦を了承され、更に大きな一歩を踏み出すことが出来ました。これまで多くの町民の皆様への住民説明会や町民会議等を通じて何回となく意見交換を行い、富士五湖の文化財登録に向け、河川占用者、湖の利用者等の同意をいただいたことに対し、心より感謝申し上げる次第であります。平成25年に世界文化遺産に登録されることを心より願っております。

第11回IVVオリンピアードは、「富士山に世界が集まる4日間」をスローガンに開催され、世界的な経済不況、国内における景気の低迷、更に、新型インフルエンザの追い討ちと大会開催に逆風が吹く中、河口湖ウオーキング協会をはじめ、多くのボランテイアの皆様に支えられ、海外23ヶ国から、4日間で延べ26,000人という多くの方々を迎え国際色豊かな大会を運営することが出来ました。

地域情報通信基盤整備につきましては、かねてより旧上九一色村地区から強い要望がありました、高速インターネットの利用とテレビ放送の地上波デジタル化に対応する情報通信基盤整備事業も完了し、地域の皆様方より絶賛されているところであります。

長浜土地改良事業は、半世紀に亘り懸案でありました問題が解決することになり、空白となっていた9.2ヘクタールが宅地及び農地としてよみがえり、地域の発展の基盤が確保されることになりました。

小立区画整備事業の商業施設につきましては、県下で2番目に大きい「フォレストモール富士河口湖」が平成23年3月に創業開始しましたが、町民の雇用促進とともに町内商業施設との共存共栄が図られるよう願っております。

インフラ事業と致しましては、これまで町内幹線道路は部分舗装の状態でしたが、国の公共投資臨時交付金を活用して全面補修をさせていただきました。今後とも年次計画を立てながら効果的な事業を実施することが重要であると考えております。

自治体の憲法とも言われる「富士河口湖町自治基本条例」の制定につきましては、私の公約でありながら取り組みが遅れたことは大変申し訳なく思っております。現在、公募により委員を募集し、自治基本条例検討委員会の設置を進めているところであります。

河口湖南中学校の耐震工事でありますが、平成15年耐震診断の結果IS値0.26となり「倒壊又は崩壊する危険性が非常に高く、大規模な補強又は改築が必要である」との判断が下され、緊急に耐震化を図る必要があるとのことから、平成17年に耐震化計画を策定する予定が、町村合併や厳しい財政状況から先送りされていました。この度、県が総務省と協議を重ねていただき、合併特例債の起債可能額が上積みされたこと、鳴沢村で均等割15%のご理解をいただいたことにより、改築(新築)することで決定し、平成23年度に基本設計と実施設計を行い、平成24年度に本体工事を着工することで進んでおります。

これまで私は、町政推進に当たっては、環境、福祉、教育そして観光に重点を置いた施策展開を図って参りました。

環境面では、富士山の世界文化遺産登録を目指す町として、「環境にやさしいまちづくり」「みんなできれいなまちづくり」を基本として取り組んで参りました。

まず、祝日のゴミ処理の問題につきましては、富士吉田市環境美化センターでゴミの搬入を受け入れていなかったことから、市に対しゴミの受け入れを要請して参りました。その結果、市が搬入を受け入れてくれることになり、収集日が祝日に重なった場合は、祝日の前後に収集日を設けることができるようになりました。住民生活の利便性が図られ、皆様に大変喜んでいただきました。

一方、ゴミの減量化が最重要課題でありますが、目立った効果が得られず、苦慮しているところであります。
また、平成22年6月には、エネルギー効果が高く環境にやさしい「エコキュート」に対する補助制度を創設いたしましが、利用者数が少なく伸び悩んでいるところでもあります。

最近、主婦のグループで生ゴミリサイクルボックスを活用して再生されたゴミを家庭菜園やガーデニングに使用したり、液肥をトイレ、下水道の臭い落し、汚れ落しに活用し、生ゴミ再生の普及に取り組んでいるグループがあります。町でもゴミの減量化に向けて更に積極的に取り組んでいくべき課題であると考えております。
ハード面では、国の経済対策臨時交付金を活用し、役場庁舎屋上への太陽光パネルの設置や河口地区の塵芥処理場の解体等を行って参りました。

次に福祉面では、介護慰労金の増額、ファミリーサポートセンターの開設、小児救急医療センターの富士北麓への開設、高齢者ドライバーシュミレーターの支援事業、乳幼児医療費の窓口無料化を中学3年生まで拡充、女性特有のがん検診の促進、子宮頸がん予防ワクチン接種に対する補助、小規模特別養護老人ホームの町内開設、保育所の改修、父子手当ての新設、子育て支援専任保健師の配置など様々な事業を実施して参りました。

また、教育面では、町の財産とも言うべき将来を担う子どもの育成を、最重要施策と位置づけ各種事業を実施いたしまいた。町単独教員を配置して、これまで4年生までだった少人数学級を6年生まで拡大し、きめ細やかな授業を行うことで基礎学力の向上や生活指導の充実を図って参りました。また、教育センターの相談員の補強、発達障害児の介助を目的とした養護士の補強、英語指導助手の補強を行うなど教育環境を整えて参りました。

学校施設については、船津小学校のトイレの洋式化、勝山小中学校の体育館の床の塗り替え、小学校の体育館の照明修理、西浜小中学校体育館の改築、統合に伴う勝山中学校普通教室の増築などであります。

また、小中学校の統廃合については、精進小学校、上九一色中学校がそれぞれ勝山小学校、勝山中学校に統合され、本年4月からスタートしました。勝山小中学校の生徒、父兄、教師の暖かい受け入れ態勢により元気に通学しています。富士豊茂小学校の統合については、現在、保護者の皆様と協議中であり、また、地域住民の皆様の理解を得るための作業を進めているところであります。基本的には地域住民の皆様の合意をいただいた上で、統合を進めていくべきであると考えております。

観光面では、平成19年度に「富士河口湖町観光立町推進条例」が制定されました。また、20年度に開設された「観光まちづくり人材養成教室」等を通じて、各界の専門家をお招きしながら観光まちづくりに積極的に取り組む人材の育成や、人材ネットワークづくりを行うことにより、これからの取り組みについて具体的に実践活動の促進を図ってきたところであります。

また、行政主導型の観光施策から脱皮し、町民が主体となって、おもてなしの精神を発揮できる土壌づくりを進めて参りました。

更に、勝山地区の富士山麓トレイルランや精進・本栖地区の森林浴トレイルラン、精進湖の音楽祭の開催とともに、今年は、女子サッカーワールドカップドイツ大会で優勝した「なでしこジャパン」の監督が必勝を祈願し七福神を訪れたということにあやかり、河口湖北岸の遊歩道沿いに1300株のナデシコを植栽しました。いずれもそれぞれの地域の皆様の自主的なとりくみであり、平成22年9月には、これらの趣旨を生かした観光まちづくり企画提案事業を立ち上げ、6事業が選定されたところであります。

東日本大震災の発生直後は、全国各地でイベントの自粛ムードが高まっておりましたが、当町ではいち早く各種イベントの継続実施を打ち出し取り組んで参りました。

なお、平成22年度からのハーブフェスティバルの会場のリニューアルや河口地区の紅葉まつりのエリア拡大なども観光客の皆様から好評をいただいているところであります。

また、西湖いやしの里根場も平成18年のオープン以来、入場者数が4月29日で100万人に到達し活況を呈しており、リピーター客が多いことが何よりの誇りであります。

昨年の12月、突如幻の魚「国鱒」が西湖に生息していたことが全国の話題となったこと、また、今年ドイツで行われたサッカー女子ワールドカップで優勝した「なでしこジャパン」の佐々木監督が河口湖の七福神をパワースポットと位置付け必勝祈願をしたことも全国の話題となり、富士河口湖町にとっては思わぬPR効果をいただきうれしく思っております。

それでは、平成23年度の上半期の町政の状況についてご報告させていただきます。

はじめに、観光振興についてであります。
まず、海外へのトップセールスについてご報告いたします。7月28日から8月2日までの6日間、山梨県知事とともにシンガポール・タイにトップセールスを行ってまいりました。訪問の内容といたしましては、両国の政府観光局への表敬訪問、観光商談会、日本国大使との情報交換会、山梨県人会との情報交換会でしたが、旅行会社への訪問は町単独で行いました。今回のトップセールスはいくつかの目的を持って行って参りました。

その1つは、両国とも当町には年間1万人が宿泊し、河口湖駅前案内所の外国人利用者のうち、タイがトップでシンガポールが第3位であり、FITと呼ばれる個人旅行が年々増加する中、両国とも極めて重要な位置を占めていることから、旅行会社のニーズや観光客のニーズ等を情報収集することが大きな目的でありました。

2つ目として、これまで中国を主なターゲットしていましたが、昨年の尖閣諸島の問題に端を発した政治的・外交的要因による観光客の激減を教訓に、今後は幅広く誘客活動をする必要性があることであります。

3つ目として、山梨県及び当町の原発等による安全性のアピール、また、4つ目として、東日本大震災後いち早く5月12日に日本を、そして当町を訪問したタイ旅行業協会へお礼をすることでありました。感想及び課題としては、両国とも親日的でこれからさらに有望な市場に成り得る可能性が大きいこと、富士山は非常に人気があり情報が十分ある反面、富士河口湖の情報、特に観光施設、体験プログラムの情報が不足していること、また、シンガポールにおいては、誘客のターゲットとして富裕層や学生に重点を置くことも感じたところであります。今後は詳細な説明資料を作成し、継続的にセールスを行っていく必要があると強く感じました。

次に、上半期の観光イベントについて説明いたします。3月11日の東日本大震災後の観光客の動向を知ることができる最初の大きなイベントであるハーブフェスティバルは、約27万人の集客となり、対前年比4万人の減少でした。これは、「キラキラ河口湖夏物語」と節電対策で夜間のライトアップを実施しなかったこと、原発の関係で中国を始めとしたインバウンドが激減したことによるもので、心配した団体客も回復傾向にあり、個人客はほぼ例年どおりで、ひとまず安心したところであります。なお会場では東北物産展及び募金活動を行い、観光地として使命感を持った支援活動ができました。

夏の誘客対策として、7月4日には初めて全町挙げての観光キャンペーンを新宿駅東口を中心に実施し、観光関係者約100名とともに古屋議長を始め議員各位にも参加していただきました。夜には旅行会社約50名の参加をいただき、観光説明会を実施して参りました。更に、中央線沿線の各駅でもキャンペーンを行ったところであります。キャンペーンに参加していただきました多くの観光関係者並びに議会に対しまして、心より感謝申し上げる次第であります。今回のキャンペーンの成果を直ちに判断するのは難しいことであり、詳細なデータは出ておりませんが、今年の夏の観光客数は総じて多かったと感じております。また、休日の分散化の影響もあると思いますが、お盆明けにおいても多くの観光客に来ていただいたと感じております。

秋の観光イベントについて申し上げますと、今年は新たに2つのスポーツイベントが開催されます。10月9日には本栖湖畔で「本栖湖ファンドレイジングマラソン」が開催されますが、視覚障害のある方と健常者が走る大会であるとともに、ランナーはただ走るのでなく、「社会環境を支える」「障がいを支える」「被災者を支える」「自然を守る」というコンセプトを持ち、走ることが誰かの為になるという社会貢献ができること、また、走らなくてもランナーの考えに賛同し寄付等の支援をしながら社会貢献ができるという、日本初の試みであります。この大会の趣旨に賛同するゲストも多く参加する予定となっております。また、11月5日・6日の2日間は、精進湖・本栖湖で「ノルディックウォーキング大会」が開催されます。ノルディックウォーキングとは、フィンランドで生まれた2本の専用ポールを使った歩行方法で、運動効果が高いスポーツであります。この大会は、在日・訪日外国人を主なターゲットとして国際交流を希望する日本人及びノルディックウォーキング愛好家に参加していただきます。開催内容は、健康増進、地域活性、環境保全の3つをテーマに、ノルディックウォーキング、ヨガでのリクラゼーションを行うことであります。聞きなれない言葉ですが健康食であるマクロビオテックを取り入れた地元食材によるヘルシー食の提供を行うこととなっております。

このように、既存のスポーツ大会に2つの大会を加え、ほぼ毎週のようにスポーツ大会が開催されることになりますが、多くの方々に参加していただき、各湖のエリアの特徴を活かした当町の自然を満喫していただくことを願っております。

今年も河口湖ステラシアターでは、数々のトップアーティストによるコンサートが繰り広げられました。特徴的だったことは往年のトップスターにステラシアターを気に入っていただき、気心の知れた他のトップアーティストを招き入れたオリジナルコンサートが開催されたことであります。イルカさん、森山良子さんは、団塊の世代を中心に楽しめるコンサートとして他の地域では開催されない形で行い、南こうせつさん、伊勢正三さん、さだまさしさん、白鳥英美子さん、山本潤子さんなど多くのトップアーティストを招き、当町の魅力を一緒になって紹介していただきました。

また、若者を中心に全国各地からの集客がありました渡辺美里さんは2日間で約5千人、スターダストレビューが約2100人、そして、8月5日~7日までの3日間で約8千人を超える集客がありました茅原実里さんのコンサートでは、全国各地から若者を中心にたくさんの来場者がありました。今年は特に東日本大震災後の地域経済の復活に向け、各コンサートが活性化の足掛かりとなって地元への宿泊も例年になく多くなったと聞いております。

また、平成14年にスタートし、今年で10回目を迎えた「富士山河口湖音楽祭」は、今年5月に世界最高峰のオーケストラ「ベルリンフィルハーモニー管弦楽団定期演奏会」の指揮を、日本人では小澤征爾さんに次いで指揮をされた世界的な指揮者であります佐渡裕さんの監修のもと、ステラシアターや河口湖円形ホールを中心に8月10日から20日までの11日間の日程で開催いたしました。期間中はショッピングセンターベル、河口湖美術館、富士山五合目レストハウス、ふじてんリゾート、富士急行線河口湖駅構内などでミニコンサートなども実施し、多くの方々に音楽の魅力を感じていただく機会を作ることができました。7月2日から音楽祭プレ企画をスタートし、プレ演奏会も含めると大小合わせ44プログラム、3プロジェクトを実施し、期間中に地元のみならず全国各地からの参加者数は、約18,000人に上り、大変な盛り上がりをみせました。今や全国の主要な音楽祭の1つにも数えられ、町の最も重要な企画事業の1つになっております。

今年は、10年目を記念して、3年の歳月を要して準備して参りましたカール・オルフ作曲の超大作「カルミナ・ブラーナ」全曲を8月20日の音楽祭ファイナルコンサートで実施いたしました。県内から一般公募し、町内合唱団からも多数参加し編成した音楽祭特別合唱団メンバー約130人と晋友会合唱団、富士山麓児童合唱団メンバーを合わせた約280人の合唱団とともにオーケストラの演奏によって繰り広げられた演奏は、そこにいたすべての方に感動を与え、10年目の集大成として意義ある演目であったと深く認識しております。

また、8月11日には、毎週日曜日の朝にテレビ朝日で放映されている人気音楽番組「題名のない音楽会」の公開収録がステラシアターにて、同番組としてはじめて富士山麓で行われました。これは、同番組の司会を務める佐渡裕さんの肝いりで、音楽祭10年目の記念としてステラシアターを全国に紹介したいという思いから、約3年の歳月をかけてまとまったものです。佐渡裕さんの当町を思う気持ちが導いた結果であり、8月28日と9月4日の2回にわたって全国に放送され、ステラシアターの魅力が全国各地に発信されたところです。

昨年度からステラシアターでの音楽祭に対し、文化庁から5年間の継続的な財政支援をしていただいており、今年度は2年目になりますが、この一連の様子を視察するため、8月13日に行われた佐渡裕さん指揮、スーパーキッズ・オーケストラには、文化庁の小松文化部長もステラシアターにお越しになられ、評価の言葉をいただきました。こうした一連の動きに、運営のお手伝いとしてステラサポーターズクラブのメンバーをはじめ、各学校の吹奏楽部顧問、地元出身の大学生なども参加している音楽祭実行委員や、食生活改善推進員のメンバーなども出演者の食事を作るなど、様々な運営やおもてなしを住民が主体となって行われていただいており、住民参加のモデル的事業として深く受け止めております。

また、平成25年に本県で開催されます「国民文化祭」についてですが、富士山河口湖音楽祭をベースにこれまで行われていた吹奏楽やオーケストラなど大規模なプログラムの開催方針が示されております。当町でも10月までには、町国民文化祭実行委員会を設置いたしまして、準備を本格化していく予定であります。国民文化祭開催期間中に全国から訪れる多くの方々に、当町の魅力を十分体感していただけるよう、併せて準備も進めておりますので、皆様のご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。

それでは、今回提出させていただいた補正予算のうち一般会計補正予算の概要についてご説明いたします。

今回の補正額は、1億7403万7千円を増額して、総額111億5百万8千円とするものであります。

歳入の主なものですが、国庫支出金で木造住宅耐震化事業補助金を45万円増額しました。

県支出金では、民生費県補助金で地域自殺対策緊急強化事業補助金として、250万7千円を増額し、土木費県補助金として、木造住宅耐震診断補助金を40万円増額しました。

寄附金では、教育費寄附金として、55万6千円を増額しました。

町債では、臨時財政対策債を5千9百万円減額しました。 この減額は、普通交付税等の算定において、普通交付税から臨時財政対策債へ振り替える額が減額となったもので、この減額の分、5千9百万円を普通交付税で増額しました。また、土木債では、道路の維持補修整備に係る道路整備事業債を1千8百20万円増額しました。

次に歳出の主なものですが債務負担行為として、地理情報システム整備業務委託費用を平成24年度から平成25年度までの限度額として8千万円の設定をしております。

総務費うち、財産管理費では、財政調整基金に5千万円の積立をします。
情報推進費では、上九一色出張所のネットワーク回線の切り替え費用などで50万7千円増額しました。
民生費の社会福祉総務費では、地域自殺対策緊急強化事業として、監視カメラ4基の設置費用3百万7千円を増額し、また、障害者基本計画・第3期障害福祉計画の策定費用を150万円増額しました。

衛生費の保健衛生総務費では、子ども医療扶助費を4千万円増額しました。

環境衛生費では、放射能測定器の購入費用、57万3千円を増額しました。

農林水産業費の林業振興費では、白滝林道横断側溝設置費用など56万6千円を増額し、有害鳥獣防護柵設置費補助金を30万円増額しました。

土木費の道路維持費では、町道1032号側溝新設工事など、側溝改修工事費及び道路の舗装打替・雨水対策工事費など道路維持費を3200万円増額しました。

道路新設改良費では、一般道路新設改良事業費として擁壁新設改良工事など650万円、農道整備事業費として100万円、町道出口線の改良事業費として250万円増額しました。

住宅総務費では、木造住宅耐震化事業補助金を100万円増額し、町営住宅の修繕費を75万円増額しました。

消防費のうち、非常備消防費では、東日本大震災に係る公務災害補償負担金として、800万3千円を増額し、消防施設費では、防火水槽の撤去費用を580万円増額しました。

教育費の小学校費の学校管理費では、学校の緊急修繕費用など管理費を213万9千円増額し、教育振興費では、寄附金による備品購入費として25万円を増額しました。学校建設費では、富士豊茂小学校屋内運動場設計委託費など823万2千円を増額しました。
また中学校費の学校管理費では、緊急修繕費用など管理費を119万5千円増額し、教育振興費では、寄附金による備品購入費として25万円を増額しました。

社会教育費のうち図書館費では、寄附金による備品購入費として、5万6千円を増額し、文化振興費では、国民文化祭実行委員会補助金として85万円を増額しました。

保健体育費の保健体育総務費では、富士河口湖もみじマーチ第20回大会記念品代など80万3千円、秋田県仙北市の田沢湖マラソンの視察費用として30万7千円を増額しました。

その他、特別会計においては河口湖治水事業特別会計を始め9つの会計で補正予算を提出させていただいております。

以上雑駁な説明で恐縮でありますが、提出案件のうち補正予算にかかる説明とさせていただきます。説明し切れなかった項目や特別会計を含む細かな内容につきましては、担当課長から説明いたしますので、よろしくご審議いただきご議決賜りますようお願いいたします。

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